ありがとう ~私の可愛い娘たちへ~diary

今でも娘たちが小さい頃を想いだす
抱っこするとなんともいえない匂いに私は娘たちの頭に何度も何度もキスをした
知り合いも身内もいない場所での初めての妊婦生活
初めての子育て
パパは出張や帰りが遅いことが多くほとんど一人での子育て
私が選んだ道だ
仕事をしながら、保育園への送り迎え、帰ると家事が待っている
寒い冬に温まる暇もなく二人を裸のまま交互にお風呂に入れる
お風呂で綺麗になった二人はぴかぴかでつやつやで気持ちよさそう
風邪を引かないようになるべく早く服を着せる
休みの日は一人で動物園に連れて行ったり社宅の公園で午前と午後に渡って日が暮れるまで遊んだり…
きっと辛いこともあったんだろうと思う
ただ、私の覚えているのは片時も離れず娘たちを見ていたかった自分と
少しずつ成長していく娘たちの可愛さ愛おしさ
娘たちのゆっくりと話す口調とゆっくりとした空気にどれだけ癒されたか
この子たちが居てくれたから私は頑張れた
この子たちが居てくれたから私は幸せ
この子たちが居てくれたから私はママになれた
大きくなるにつれ、手助け出来ないことがあることを知った
友達とケンカして帰ってきた日の悲しそうな表情
学校で嫌なことがあったときの辛いのを堪えている姿
部活の疲れと思うようにできない自分に悩んでいる姿
私はそっと見守ることしかできなかった
彼女たちは今成長している 自分で乗り越える道を探している
今はすっかり巣立ってママとして頑張っている彼女たち
本当に風が吹くくらいにあっという間に時間が流れた
ただただ、変わらないのは彼女たちへの愛情だ
小さい頃抱っこをすると私の頬を小さな柔らかい手で優しく包んでくれた
私が彼女たちを抱っこしていると思っていたけど
娘たちから心を抱っこしてもらっていた気がする
愛しい愛しい娘たち
私の娘になってくれてありがとう