優しい雨と雷diary

ある小学校低学年の女の子の実際のお話しです
女の子はあることから学校に行けなくなりました
いわゆる不登校です
仲の良かったお友達から無視をされたことがきっかけとなりました
優しく我慢強い子で、親にも言えずにいたようです
張り詰めた糸が切れたとき泣いて泣いてやっとママに言うことが出来ました
ママはしばらくお仕事をお休みして、傷付いた女の子の心に寄り添うことにしました
運よくフリースクールの情報が入り女の子はフリースクールに行く事を決めました
いざ行くときになるとトラウマをもっていたので泣いていましたがだんだんと笑顔を取り戻し、食欲も出てきてママは安心していました
何か月かすると、今度はフリースクールでの2時間のお勉強が嫌だと言い出しました
学校の時とは違いママはどうするべきか悩みました
でも、今回はお仕事に行くことを決めました
ママは仕事に行かなくてはいけないことを女の子に話しました
女の子は自分でお留守番を決めました
何日かすると雨が降り出しました
女の子は雷が大の苦手でした
いつものように、ママはお仕事に行こうとすると女の子は泣き出しました
ママは悩みましたがお仕事に行く事を選びました
「ママはお仕事に行くよ」
「嫌だ!怖い!」
「じゃあ、どうする?」
「フリースクールに行く!」
女の子はフリースクールに行く事を自分で選びました
結果、お迎えに行った時にはニコニコだったそうです
そのお話しから私にとっての雨と雷の印象が変わりました
女の子がフリースクールに行くきっかけをくれた雨と雷
「優しい雨だな 優しい音だな」と
下校中の小学生や中学生の子たちを見ると
「この風景は当たり前ではないんだ」
と眩しいような切ないような気持ちになります